トップメッセージ

長年培った現場力と専門性を最大限に活かし、
みなさまとともに持続可能な社会の実現を目指してまいります

当公社は、昭和37年の設立以来、当初は廃棄物分野を中心として、近年では、地球温暖化対策、自然環境の保護、調査研究など事業を広げ、多様化する環境課題の解決に行政と一丸となって取り組んでまいりました。

昨今、気候危機は深刻さを増し、「もはや待ったなし」の局面を迎えています。さらには、生物多様性の喪失や水・大気環境の変化が進行するなど、多様化・複雑化する環境問題は、世界全体が取り組むべき喫緊の課題となっています。こうした中、東京都は「未来を拓くグリーンでレジリエントな世界都市・東京」を目指し、新たな環境基本計画を策定するとともに、あらゆる環境分野において取組を加速しております。

こうした動きを捉え、東京都の政策連携団体である当公社においては、カーボンハーフやネイチャーポジティブ、サーキュラーエコノミーなど、環境分野のフロントランナーとしての事業活動と取組の方向性を示す「東京都環境公社2030ビジョン」を策定いたしました。今後、これらを踏まえ、持続可能な社会の実現に向けて、新たな環境課題の解決に挑んでまいります。

また、人材、財務、DXの視点から経営基盤を充実させ、公正で健全な組織運営を図るなどガバナンスの強化に努めてまいります。合わせて、職員の創意・実践をベースとした取組が、社会の持続的成長に寄与できるような法人経営を目指してまいります。

みなさまからの一層のご指導、ご協力をお願い申し上げます。

公益財団法人 東京都環境公社 理事長
小川 謙司


公社の企業理念体系図

経営理念

多様化・深刻化する環境課題の解決に挑み、
持続可能で魅力と活力あふれる都市・東京の実現に貢献する

【経営理念に込めた思い】
近年、命に関わる厳しい暑さや経験したことのない豪雨など、地球温暖化による影響は深刻さを増し、既に我々の日々の生活に大きな影響を及ぼしています。また、これまでの多量の資源を消費する社会は、海洋生態系へのプラスチック汚染など世界的な環境汚染へと繋がっています。

当公社は、これまでスマートエネルギー都市の実現や快適な都市環境の創出に向けて、省エネルギー対策、廃棄物の適正処理と資源循環の促進、自然環境の保全のほか、環境の改善・向上に資する調査研究など幅広く事業を展開して参りました。

気候変動の影響の甚大さと対策の緊急性が改めて浮き彫りになった今、社会全体を脱炭素型に転換するため、これまで培った知見・専門性を活かし、あらゆる人に環境配慮行動への行動変容を促すなど、多様化・深刻化する環境課題の解決に積極果敢に取り組んでいきます。これにより、持続可能で魅力と活力ある都市・東京の実現に貢献します。

経営基本方針

都民・事業者のために
現場力と専門性を高め、新しい価値と質の高いサービスの提供を

公社職員のために
チャレンジ精神を育み、働きがいと公正な機会を

社会のために
社会の要請に貢献し、相互信頼と連携を

行動規範
  • 法令、社会規範を遵守し、誠実に行動する公益財団法人としての倫理を徹底する。
  • 常に公正かつ誠実な事業運営を基本として、事業活動を推進する。
  • 公社が行う事業活動の透明性を確保するため、事業状況、財務状況などを積極的に公開し、社会的信用の維持・向上に努める。
  • 幅広い都民、企業、団体との良好なコミュニケーションを図り、地域に密着した事業体として都民協働の推進により、パートナーシップを深め、地域社会の発展に寄与
2030ビジョン

東京都環境公社2030ビジョン

持続可能な社会の実現に向けて、当公社が目指す社会像と自らが
ありたい姿、そしてその実現に向けた、環境分野のフロントランナー
としての事業活動と取組の方向性を示すビジョンを策定しました。

「東京のくらしから、地球の明日をつくっていく」東京都環境公社のブランドメッセージ動画です。