スーパーマーケット

株式会社コモディイイダ

助成率

1/2
  • 内蔵型ショーケース
取材店舗
食彩館亀戸店
取材店舗への導入機器プロパン(R290)
平置プラグインショーケース(アイランド型)16台
その他助成金利用店舗
江戸川橋店、中村橋店、平井店 他

導入スケジュール

2024年4月
助成金情報取得・検討開始
2024年5月
助成対象機器導入
2024年6月
助成金申請
2024年10月
実績報告兼交付請求実施

同社は、新店舗や冷凍機更新を伴う全面改装店舗の50%以上にノンフロン機器を導入することを目標とする「自然冷媒機器※1導入宣言」を公表しています。
2023年からノンフロンの平置プラグインショーケース※2の導入を開始し、2024年は10店舗に設置を完了しました。売場のスペースの関係から設置ができなかった店舗には、ドリンク用ノンフロンショーケースを導入し、2024年の改装店舗全てにノンフロン機器を設置しました。

1 自然冷媒機器
自然界の中に元々存在している物質を冷媒として使用(代表的なものでCO2、アンモニア、水、空気、炭化水素等)する冷凍冷蔵機器。

2 プラグインショーケース
冷凍機内蔵型ショーケースのこと。

展示会で機器を見てからすぐに準備を進め、わずか半年後に改装店舗で全面的にノンフロン機器を導入

20232月に開催されたスーパーマーケット・トレードショーの展示で、デザイン性が高く、環境負荷も低いノンフロンの平置プラグインショーケースが発売されたことを知りました。当社の環境に対する方向性も踏まえて、直ちに社内の調整や協力業者との協議など導入に向けての準備を進め、半年後の2023年夏頃から冷凍食品やアイス等の冷凍ショーケースとして導入を開始しました。2024年は、約1ヵ月に1回のペース(11店舗)の改装があり、10店舗に平置プラグインショーケースを導入、売場スペースの関係で設置できない1店舗にはドリンクショーケースを導入し、11店舗にノンフロン機器を導入することができました。

温度帯の制限やコストの問題もあり、ノンフロン機器に切替できているのは一部にとどまっています。多くの店舗では、依然として従来のフロン機器を使用せざるを得ない状況です。しかし、2025年度も「自然冷媒機器導入宣言」の方針に従い、新店や改装店舗へのノンフロン機器の導入を推進していきます。

コモディイイダ食彩館亀戸店 助成対象機器(内蔵型平置ショーケース)

レイアウトの自由度を上げ、フロン排出抑制法に基づくフロン算定漏えい量を減らすなど一石二鳥以上の効果

冷凍食品やアイス等の冷凍ショーケースをフロンの別置型ショーケースからノンフロンの平置プラグイン(=冷凍機内蔵型)ショーケースに切り替えました。ノンフロン機器を導入することで算定漏えい量の削減や漏えいリスクの軽減に大きく寄与することはもちろんのこと、内蔵型ショーケースに切り替えたことならではのメリットが3つ挙げられます。

一つめは、導入時に別置型ショーケースで必要なピット工事等を行う必要がなく、建物の改修費用を抑えることができることです。
二つめは、工事不要で移動が容易である為、店舗内のレイアウト変更がしやすく、季節やイベントに併せて、売れ筋の商品を機動的に陳列することができることです。
三つめは、故障が発生しても別置型ショーケースと比べて大規模な工事が不要のため、交換にかかる時間が短く、販売への影響を最小限におさえることができることです。

コモディイイダ食彩館亀戸店 助成対象機器

助成金活用の決め手は、内蔵型ショーケースでも助成金対象となること、申請代行制度があり、申請事務のアウトソースが可能なこと

ノンフロン機器の導入を開始した当初は、国のものも含め支援制度を活用していませんでした。東京都の助成金制度を知った当初、助成対象となる機器は別置型ショーケースのみだと思っていましたが、当社が導入している内蔵型ショーケースも対象になると知り、活用することに決めました。

また、東京都の助成金はメーカーなど、第三者が申請代行することが可能なため、協力業者の助力を仰ぎながら役割分担をすることで、助成金の事務作業が大幅削減できるという点も、活用を決定するポイントとなりました。
助成金(助成率:1/2)を活用することで導入コストを抑えることもでき、当社のノンフロン内蔵型ショーケースの導入を拡大するタイミングと合致したこともあり、複数店舗で活用しました。

コモディイイダ食彩館亀戸店 助成対象機器

店舗改装時にはフロン配管の更新を基本とし、フロン漏えいを減らすことに注力

ノンフロン機器の導入時の工夫とは外れるかもしれませんが、前述のとおり改装店舗では従来のフロンの別置型ショーケースの入替も行っています。当社では店舗の改装を行う際には、同じフロン類を冷媒として使用する場合でも配管の更新を行うことを基本としています。
冷凍冷蔵機器は10年以上の長期間使用することが大半で、機器の入替時には、配管の劣化も進んでおり、同じタイミングで更新をしないとフロンガスが漏えいするリスクが高くなるからです。当社ではノンフロン機器への更新だけではなく、フロン漏えい量を減らすことに注力しています。

コモディイイダ食彩館亀戸店 自然冷媒機器導入宣言の店内掲示

冷蔵機器メーカー等に協力を仰ぐこともおすすめです

ノンフロン機器の導入を検討されている事業者へのアドバイス等

支援制度があることを知りつつも、事務手続きの煩雑さや時間の制約もあり、支援制度の活用に躊躇する事業者様も多いかと思います。
当社が活用した東京都の助成金は申請代行も認められているため、例えば取引のある冷凍冷蔵機器メーカー等に、助成金手続きを手伝っていただけるか相談してみるのも良いのではないでしょうか。

地球温暖化対策として脱フロンが叫ばれている中、近い将来、次世代における冷媒の主力として注目されているノンフロン機器への移行が必要になってくることが予想されます。支援制度を上手に利用して早めの移行を検討されてみてはいかがでしょうか。

(取材日:202516日 公開日:20253月27日)

コモディイイダ食彩館亀戸店 助成対象機器

お話を聞かせてくださった方

株式会社コモディイイダ
販売促進部 兼 広報
会沢 陽之介 様

店舗開発部
青沼 大太郎 様