ドラッグストア

株式会社サンドラッグ

助成率

1/2
  • 別置型ショーケース
取材店舗
サンドラッグ羽村神明台店
取材店舗への導入機器CO₂
冷凍機3台(3系列)、別置型ショーケース(アイス等)15台、クーリングコイル2台
その他助成金利用店舗
東村山青葉町店、小平鈴木町店、今川店 他

導入スケジュール

2024年1月~3月
2024年4月からの設備投資(新年度の設備投資)を検討
2024年7月
助成金申請
2024年9月
店舗改装(助成対象機器導入)
2024年11月
実績報告兼交付請求実施

環境への取り組みを推進するために「サンドラッググループ環境方針」を制定し、環境保全と事業成長を同時に実現する「環境経営」を実践している株式会社サンドラッグ。2021年12月よりノンフロン機器の導入を開始し、2024年度末には、サンドラッグ単体で約140店舗に導入というスピード感で取り組んでいます。
従前のフロン機器と比べ、導入コストは割高となるノンフロン機器ですが、東京都の助成金や国の補助金の活用により、フロン機器とほぼ同等のコスト感での導入実現となりました。

「グループ環境方針」実現の重要な施策として、ノンフロン機器導入に注力

「サンドラッググループ環境方針」の中にある「2030年にグループ全体のCO₂排出量を2013年度比で原単位(店舗面積1㎡)当たり50%削減」という目標に向けた注力施策の一つとして、高い温室効果を持つフロン機器から地球環境に配慮したノンフロン機器への入れ替えを進め、CO₂排出を低減※1する取り組みを進めております。

立地の制約から導入が難しい店舗を除き、ノンフロン機器を導入する環境行動計画を策定し、新規店舗及び改装店舗には支援制度が活用できない場合もノンフロン機器を導入。2021年12月から2025年3月までの3年半弱の間に、グループ会社全体で230店舗、サンドラッグ単体でみると約140店舗(冷凍冷蔵ショーケース設置店舗の約4割)に導入というスピード感で進めています。

1 CO₂排出を低減
フロンの算定漏えい量は、地球温暖化係数(GWP値)を用いてCO₂排出量に換算することが可能。フロン機器に使われる代替フロンはCO₂の数十倍から10,000倍以上の温室効果があり、漏えい管理の徹底やCO₂等のノンフロン機器へ入れ替えを行うことで、企業のCO₂排出量を削減させる効果がある。

サンドラッグ羽村神明台店 助成対象機器(冷凍機)

フロン排出抑制法上の管理業務の軽減とエネルギーコストの低減

オゾン層を破壊する特定フロンや温室効果が非常に高い代替フロンを用いる機器からンフロン機器に入れ替えることにより、フロン漏えいが減少し、グループ全体のCO₂排出量の軽減を実現できていることは大きなメリットです

ノンフロン機器の導入によって、「フロン排出抑制法」に基づく機器の点検や整備、点検記録、漏えい時の報告等の管理業務が軽減され、フロン漏えい管理が省力化できたという点もあります。これは店舗スタッフの業務負担軽減にもつながる為、大きなメリットと捉えています。
加えて、本社や店頭に「株式会社サンドラッグの自然冷媒機器※2導入宣言」を掲示することで、こうした取り組みを取引先やご利用いただくお客様等に対外的にPRできる点もメリットの一つです。

2 自然冷媒機器
自然界の中に元々存在している物質を冷媒として使用(代表的なものでCO₂、アンモニア、水、空気、炭化水素等)する冷凍冷蔵機器。

サンドラッグ羽村神明台店内の自然冷媒機器導入宣言の掲示

助成金を受けることでフロン機器と変わりない導入コストでの導入が可能に

以前から国の支援制度を活用していましたが、冷凍冷蔵機器メーカーの担当者から教えていただき、東京都の助成金※3(助成率:1/2)が利用できることを知りました。助成率の高さや、予算があれば年度途中での申請が可能である点等、当社にとってより使い勝手が良いと判断し、東京都の店舗については活用することを決めました。

立地の制約からノンフロン機器の導入を断念せざるを得ない場合を除き、店舗(新規出店、改装)の冷凍冷蔵機器については、全てノンフロン機器を導入しています。
当然、従前のフロン機器の導入や一部フロン機器を残す場合に比べて導入コストは高くなりますが、東京都の助成金(助成率:1/2)を受けることにより、冷凍冷蔵ショーケース、CO₂冷凍機、システムコントローラー等の設置と工事費を含め、フロン機器と同等の導入コストでの導入が実現できています。

3 東京都の助成金
「省エネ型ノンフロン機器普及促進事業」は2024年度から助成対象を大企業にも拡大

サンドラッグ羽村神明台店 助成対象機器(ショーケース)

コントローラー設置により現場の業務負担軽減へ

ノンフロン機器を導入するにあたり、バックヤードに集中コントローラーを設置しました。それにより、機器に異常が出た場合等、売り場にいなくても、どのケースに異常があるのかを瞬時に把握でき、且つ、メーカーに遠隔で調整していただけるようになり、店舗現場の業務負担が軽減されました。

また、主旨とは若干外れるかもしれませんが、メーカーと協働で、ノンフロン機器の導入と併せて、真空二重扉のショーケースを導入する実証実験を行いました。断熱性能の向上や結露防止のためのヒーターが不要になることで、ショーケース自体はもちろん、店舗全体の消費電力も軽減できることが分かり、本格的な導入に向けて準備を進めている状況です。
今後はさらに食品の取り扱いが増えていくことも見込み、店舗改修のタイミングで積極的にノンフロン機器への入れ替えを進めていきたいと考えております。

(取材日:2024年12月24日 公開日:2025年3月27日)

サンドラッグ羽村神明台店 集中コントローラー

お話を聞かせてくださった方

株式会社サンドラッグ
サステナブル経営推進担当
齊藤 輝男 様

店舗開発本部 施設課
家田 憲一 様

店舗開発本部 施設課
甲賀 大二郎 様