Column/Essay

今日からできる、地球に優しい環境アクション50選【前編】

ペットボトルのラベルを剥がす、ごみをきちんと分別する……。小さな環境についてのアクションに見えますが、わたしたちの小さな積み重ねが、大きな変化となり、地球のより良い環境をつくっています。そんな、地球に優しい環境アクションを50個集めてみました。まずは、前編として15個をご紹介。不思議な生物・オロンと一緒に、一人ひとりができることから実践してみませんか?

オロンとは?

突如街中に現れた、愛らしい見た目の不思議な生物。ごみを食べると成長するが、分別されていない「マズい」ごみを食べるとあまりのマズさに泣いてしまう。

ごみの山からひょっこり現れたオロン。

地球に優しい環境アクション50選

01:ペットボトルのラベルを剥がす

最近のペットボトルは特に剥がしやすくなっているから、気持ちよくベリッと剥がしちゃおう。ラベルを剥がすとリサイクルがしやすくなるよ。キャップもそのままにしているとリサイクルしにくいから、外してね。

資源循環に関連する取組

02:なるべく袋をもらわない

レジ袋の使用量削減は、これまでの使い捨て型のライフスタイル見直しに向けた第一歩だよ。外出時はマイバック持参を心がけよう。

資源循環に関連する取組

03:もったいない精神を心がける

世界共通語となった「もったいない(MOTTAINAI)」。モノをすぐに捨ててしまうのではなく、いったん立ち止まって「まだ使えるのにもったいない」と感じることが大切だよ。限りある地球資源を守る近道になるんだ。

資源循環に関連する取組

04:食べ物は食べ切れる分だけ

世界では、食べられるのに捨てられてしまう食べ物が年間約13億トン*1もあるんだって。日本国内でも約612万トンが捨てられていて、これは一人が毎日お茶碗1杯分の食べ物を捨てていることになるんだ。自分が美味しく食べられる分だけを買ってきたり、注文したりしようね。

1 食品ロスの現状を知る:農林水産省 (maff.go.jp)

資源循環に関連する取組

05:レンタルやシェアリングサービスで移動もいいね

カーシェアやライドシェアなど、移動手段のシェアも最近はよく見かけるようになったよね。必要なときだけ利用できるし、車や自転車を買うことに比べて、料金もお手頃で使えるみたいだよ!

エネルギーに関連する取組

06:使わない部屋の電気はオフ!

東京都のエネルギー消費量はこの20年で着実に減ってきているものの、家庭ではあまり減っていないんだ*2。家庭でのエネルギー消費のほとんどが、電力とガスの使用なんだ。こまめに電気を消したり、お湯の出しっぱなしをやめるなどして、エネルギーの消費を抑えよう。

2 省エネって何? | 家庭向け省エネ関連情報 | 省エネポータルサイト (meti.go.jp)

エネルギーに関連する取組

07:あれ、エアコン効きすぎかも?

家庭でのエネルギー消費量のおそよ半分を、エアコン、冷蔵庫、照明が占めているんだ。夏は室温を28℃にしたり、こまめにエアコン掃除をしたり、人のいない部屋のライトを消したりして、電力を節約できる使い方を意識してみて。

エネルギーに関連する取組

08:照明をLEDにしてみない?

白熱電球からLED電球に照明を替えるだけで、なんと消費電力は約半分になるよ。省エネ対策として効果抜群なんだ。細長い蛍光灯をLEDタイプに替えても約3分の1の節電になるといわれているんだ。クール・ネット東京では、家庭でできる様々な省エネの工夫を紹介しているよ。

エネルギーに関連する取組

09:環境フェアに行ってみる

身近な環境への工夫に慣れてきたら、ちょっと足を伸ばして、環境フェアのようなイベントに行ってみたらどうかな。事業者、団体、自治体などが環境に配慮したさまざまな取組や新たな商品が展示されていたり、実際に体験できたりして、地球に優しくするヒントがたくさん詰まっているよ。

イベント情報について

10:東京の里山で自然と触れ合う

足を伸ばして、里山に行ってみるのもあり。東京の里山では、多様な生き物が共存できる環境を保ち、人と自然がともに暮らしていくための工夫がたくさんつまっているんだ。普段は見逃してしまうような自然の景色にも、実はいろんな取組があってこそなんだよ。

自然環境に関連する取組み

11:東京の里山で稲刈り体験もしてみる

東京都は、大切な里山を守ることをみんなに呼びかけるため、樹木や竹の伐採、田んぼにおける作業体験を行なっているよ。普段はなかなかできない田植え体験もできるんだ。日々何気なく食べているお米が、どのように作られているか深く知るきっかけになるよ。

自然環境に関連する取組み

12:スポGOMIに参加!

「スポGOMI」は、チームのメンバーと制限時間内にごみを拾い、ごみの量と質でポイントを競い合うスポーツ。スポーツとして楽しみながら街もきれいになるって、なんだか気持ちがいいね。

環境に配慮した体験・学習プログラム

13:水素を学びにGO!

2050年のカーボンニュートラルに向かって、太陽光発電や水力発電などの再生可能エネルギーからつくられるグリーン水素が、脱炭素代替エネルギーとして注目を集めているんだ。そんな水素を見て触って体験しながら楽しく学べる学習施設「東京スイソミル」で、水素について学んでみよう。

環境に配慮した体験・学習プログラム

14:熱中症対策について考えてみよう

地球規模での気候変動が、世界の各地に大きな影響を与えているといわれているね。最近、熱中症になる人が増えているんだって。暑い日はこまめに水分補給したり、外出時は帽子を被ったり。どんな対策ができるか、おうちで話し合ってみてね。

気候変動適応に関連する取組

15:ごみ処理の現場から学ぼう

ごみ問題は地球規模での課題。ごみの埋立処分場の見学会に足を運んでみて、私たちのごみが日々どのように処理されているのか学んでみると、ごみへの向き合い方が変わるかもしれないよ。

環境に配慮した体験・学習プログラム