東京都環境科学研究所

環境資源・生物多様性研究科の安藤研究員が表彰されました!

令和6年9月18日、環境資源・生物多様性研究科の安藤研究員が日本海洋学会秋季大会で日高論文賞を受賞しました。


■ 受賞に至った経緯や今後の抱負について(本人より)

受賞対象となった論文はJournal of Oceanographyに掲載された【Long‑term change in the status of water pollution in Tokyo Bay: recent trend of increasing bottom‑water dissolved oxygen concentrations】で、本論文は2010代末までの東京湾の水環境の状況、特に生態系に悪影響を及ぼす貧酸素水塊の変遷について明らかにしたものです。科学的な解析への利用が少ない自治体の水質調査データを有効利用して解析したこと、結果をわかりやすく図示した点,モニタリングの重要性と環境対策の効果について論じた社会的意義、英語による国際発信が少なかった東京湾の現況を国際誌において世界に発信したことが評価されました。長期間水質調査を継続してこられた各環境部局の皆様に敬意を表し、心から御礼を申し上げます。