東京都環境科学研究所とは
東京都環境科学研究所は、都の環境施策の推進に役立つ調査研究や、東京の環境改善・向上に役立つ幅広い調査研究などを実施し、都や都民などに科学的な知見を提供しています。1968年(昭和43年)に東京都公害研究所として設立され、1985年(昭和60年)に現在地に移転し、名称を東京都環境科学研究所に改めました。現在は、公益財団法人東京都環境公社の一組織として調査研究を行う公的試験研究機関です。
2016年度(平成28年度)に次世代エネルギー研究科を設置するなど調査研究体制を整えながら、幅広い環境分野で先行的に環境課題を捉えた調査研究に取り組んでいます。現在、都の環境行政に役立てるために都から受託した研究、国などの外部から資金を導入して行う研究、2015年度(平成27年度)から開始した東京都環境公社の財源を活用した自主研究などを行っています。これらの調査研究を含めて、大学や他の調査研究機関などと共同研究を行っているものもあります。
調査研究を通じて得られた成果は、都を始めとした環境行政や東京などの地域の環境改善に役立ててもらうとともに、様々な機会を捉えて広く発信しています。
研究所の役割
東京都環境科学研究所は、以下の3つの役割を柱に研究活動を実施する公的試験研究機関です。
環境施策の展開を支える
都の環境行政に役立てる調査研究を実施し、環境施策の展開に必要な科学的知見を提供します。また、都や区市町村などへの環境技術支援を行います。
産学公との連携
調査研究などの実施に当たっては、大学や他の調査研究機関、民間などとの連携を進めます。
幅広い環境調査研究の実施
国や民間などからの外部資金を活用し、東京の環境改善・向上に役立つ幅広い調査研究などを行います。
研究所の事業
上記3つの役割に基づき、次の事業を行っています。
調査研究の実施
- 都受託研究
- 外部資金導入研究
- 自主研究
- 共同研究
環境技術支援の実施
- 自動車排出ガス試験
- 都の環境対策に役立つ技術開発
- 都の民間委託分析などの精度管理
- 都・区市町村職員への技術研修
- 都の国際環境協力に関する技術支援など
調査研究成果の発信・広報
- 調査研究成果の発信
- 研究所年報の発行
- 学会などへの発表
- 学術専門誌への投稿
- 研究所ニュースの発行
- 都への先行的な研究の報告
- 都民などに向けた広報
- 公開研究発表会の開催
- 研究所施設の一般公開
- 研究所施設の見学
- ホームページによる情報発信
- 資料室資料の閲覧・貸出