1 |
都有施設のゼロエミッションビル化に向けた調査研究 |
都有施設のエネルギー消費構造を詳細に調査した上で、その消費構造に応じた対策を実施することにより、どの程度のCO2排出削減効果が見込めるのか、中長期的に電力消費量がどの程度増減するのか推計するとともに、どのような用途の脱炭素化が困難なのか検討します。 |
2 |
グリーンインフラによる暑熱環境改善効果に関する研究 |
市街地再開発に伴う都市緑地創出前後から緑成長後に至るまでの暑熱環境改善効果を、省エネ効果等も含め定量的に明らかにし、都市緑化等による都のヒートアイランド対策のさらなる推進に資する科学的知見を得ます。また、複数の再開発地区を調査対象とすることで、緑の量や質の違いによる暑熱環境改善効果を比較・検討します。さらに、都市ヒートアイランド現象等に関する情報収集を行います。 |
3 |
複合化された廃プラスチックのリサイクルに関する調査研究 |
リサイクルが困難とされる複合化(ブレンド、積層化など)された廃プラスチックに着目して、そのライフサイクル全般でのリサイクルに関する実態・技術について調査研究を行い、都施策の具体的な方向性検討に寄与する情報を提供します。 |
4 |
熱分解GC/MSによるプラスチックの分析に関する研究 |
リサイクルが困難とされる複合化(ブレンド、積層化など)された廃プラスチックに着目して、その成分分析や添加剤の使用について実態を調査し、廃プラスチックをリサイクル材料として利用する場合の課題などを整理し、都施策に寄与する情報提供を行います。 |
5 |
使い捨てプラスチックの削減による環境負荷低減の検証に関する研究 |
使い捨てプラスチックの使用状況、廃棄実態の他、使用せざるをえない理由などを調査し、ライフサイクル全体を通じた資源循環及び環境負荷について検証します。 |
6 |
東京湾沿岸域における底層環境改善に関する研究 |
次の2点を目的とした研究を実施します。(1)都内沿岸域における底泥酸素消費の把握とその抑制手法に係る知見の集積(2)底生生物の生息状況の実態把握 |
7 |
都内河川における衛生指標細菌の発生源の推定に関する研究 |
23区及び多摩地域の大腸菌数が増大する複数の河川について、大腸菌数の発生源の推定に関して調査研究を行います。 |
8 |
水素エネルギーの実装化に向けた調査研究 |
より温室効果ガスの排出が少ない水素やそれらが脱炭素に果たす役割など、水素エネルギーを都内に着実に実装化していくために必要な調査・研究を実施します。 |
9 |
東京における地下水の実態把握に関する研究 |
地下水位や揚水量等、蓄積されたデータを活用するとともに、学術機関と連携しながら、最新の研究手法を用いて地下水の実態把握に取り組んでいきます。 |
10 |
保護上重要な野生生物種の保護策強化に向けた調査研究 |
都内における魚類や水生生物等の保護上重要な野生動植物種の生息状況を把握すると共に、外来種の生息や遺伝的交雑、生育環境の変化等の実態を明らかにし、野生動植物種の保護に資する科学的知見の集積を目的とします。 |
11 |
自動車環境対策の総合的な取組に関する研究 |
次世代自動車等を含む新型自動車の排出ガス実態を把握するとともに、自動車排出ガス規制強化の実効性の評価を行います。 |
12 |
微小粒子状物質の濃度低減等に関する研究 |
PM2.5の高濃度化をもたらす要因を明らかにし、濃度低減に有効な対策を示すことを目的とします。ナノ粒子については、都内大気中環境濃度の実態を把握、評価するとともに、高濃度要因を明らかにすることを目的とします。 |
13 |
高濃度光化学オキシダントの低減対策に関する研究 |
光化学オキシダント高濃度日を減少させるため、人為起源の中でオキシダント生成への寄与が大きいVOC成分や更なる対策が必要な発生源を特定するとともに、植物や大気中の二次生成によるオキシダント生成への影響等を把握し、人為起源VOCによるオキシダント生成への寄与割合の推定に資する調査研究を行います。 |
14 |
有害化学物質によるリスク評価及びその危機管理に関する研究 |
都内において環境影響を及ぼす可能性のある化学物質を選定し、環境実態調査を通じて排出源や環境リスクの解明を進め、ひいてはその削減に関する手法について提言を進めます。さらに化学物質漏洩のリスクに備え、漏洩物質を早期に解明する分析技術を高めるとともに、都内の化学物質を取り扱う事業所の情報を把握し、その可視化を進めることで環境局の災害対策事業への活用に役立てます。 |