公社では、東京都内の緑地で保全活動を体験できる「里山へGO!」というイベントを開催しています。
(里山へGO!のHPはこちらからチェック!)
「里山へGO!」では今まで、熱中症対策として参加者へ紙コップを使用して飲み物を提供してきました。
とある日、公社内の打合わせで紙コップの使用に関して意見交換してみたところ・・・
紙コップの利用は感染症対策など公衆衛生面の課題解決に有効だけど。。。?
使い捨てだからゴミが沢山でるよね...
「リユースカップ」っていう、洗って繰り返し使える環境に配慮したコップがあるらしいよ。
リユースカップ......?
リユースカップ!!それだ!!!!!!
今回採用したリユースカップは、何度も繰り返し洗って再利用できる(リユースできる)プラスチック製のカップです。
このリユースカップを利用するにあたって、どういった事業者が取り扱っているのか調べる必要がありました。そこで、都が実施の『「持続可能な資源利用」に向けたモデル事業』での「2020年に向けたリユース食器、リユースカップの利用促進事業報告書」などを参考にしました。
また、カップの配達、回収が可能な事業者であること、屋外使用が可能であることを考慮する必要がありました。
この条件に対応いただける事業者として、様々なリユース食器を取り扱う「社会福祉法人きょうされん」がみつかりました。
リユース食器の洗浄現場では、障害を持つ方が多く働いており、環境と福祉をつなぐ取組みとしても注目されています。
(「社会福祉法人きょうされん」のHPはこちらから)
早速、「社会福祉法人きょうされん」に問い合わせ、実際に一度訪問し、リユースカップのサンプルなどをみせてもらい、里山へGO!で使ってみることにしました!
納品されたリユースカップがこちら!
リユースカップは、8月9日に行われた里山へGO!のイベント、「高校生限定!自然体験プログラム」で初めて使いました~♪
当日は、気温30℃を超える非常に暑い中での活動となりました。そんな中でも高校生の皆さん楽しみながら、そして真剣に取組んでいます。
休憩時間には冷たい麦茶で熱中症対策(すごく大切です)!
もちろん、リユースカップで提供しました☻
今回も感染症対策として、リユースカップは使い回さず飲み終わったら都度回収し、次飲むときは未使用のリユースカップで提供しました。すべてのリユースカップは回収後に「社会福祉法人きょうされん」に送り、洗浄・消毒した後、他のイベントで使われます。
高校生に、リユースカップを使ってみた感想を聞くと...
ごみが出ないから、自然に優しくていい!!(高校生Aさん)
紙コップと違ってふにゃふにゃじゃないので飲みやすい!(高校生Bさん)
他にも、「普段家で利用しているカップと変わらず、使いやすかった」、「環境に対しての配慮としてとても素晴らしいと思った」などなど、参加者の皆さんから高い評価を得られました!
環境にやさしいだけでなく、使い勝手も良いリユースカップ、今後もぜひ使っていきたいですね。
一方で、「社会福祉法人きょうさんれん」では、レンタルできるリユースカップの数にはまだ限りがあるようです。今回は、試行的な取組みのため問題ありませんでしたが、継続して使用する場合には、数の確保も検討していく必要がありそうです。
●過去の#環境公社でやってみました!記事
・東京サーキュラーエコノミー推進センター | 「#環境公社でやってみました!Vol. 1 見直してみよう、名刺の素材」 (tokyokankyo.jp)