東京都環境科学研究所

水素蓄電エネマネ・シミュレータによる水素蓄電システムの導入シミュレーション

水素蓄電の意義

再生可能エネルギーの導入拡大と水素蓄電による電力貯蔵の必要性について解説します。

水素蓄電エネマネ・シミュレータ

 当研究科で開発した水素蓄電エネマネ・シミュレータは、系統からの電力供給を減らし、自家消費型の太陽光発電と水素蓄電を用いた電力貯蔵システムの導入を検討する際の構成機器の最適な運転方法(エネルギーマネジメント)と設備容量(規模)を導くことが出来ます。
 本サイト上で、この水素蓄電エネマネ・シミュレータによる建築物への水素蓄電システム導入のシミュレーションを実施することができます。

 ここでのシミュレーションは、代表的な建物の業種(事務所、学校、商業施設、病院)を選択し、その建物の1年間の電力需要の事例を基に、希望再エネ比率(※)と建物の契約電力(最大電力需要)に応じて、シミュレータの計算結果を表示します。(注1)
※希望再エネ比率:需要電力量に対し、どの程度まで再エネ由来の電力を導入したいかの割合

 シミュレータでの機器動作等に係る各種条件は種々の制約の下で設定(注2)しているため、計算結果は、実際の設備導入への適合を保証するものではなく、あくまで参考であることにご了解ください。

(注1)実際の水素蓄電エネマネ・シミュレータでは、建物の電力需要と太陽光発電出力(日射量データなど)の1年間分のデータ入力により、水素蓄電構成機器の時々刻々の最適な電力配分と設備容量を算出します。シミュレータによる実際の計算時間は長いため、ここでは入力内容に応じて予め準備した計算結果を表示させています。
(注2)詳しく知りたい方は、東京都環境科学研究所年報2018、2019を参考ください。