2023.03.14
令和5年1月29日(日)、葛西臨海水族園で海ごみ問題などについて学ぶ講義と共に、葛西臨海公園でスポGOMI大会を実施しました。
開催概要
- 開催日時:令和5年1月29日(日)10:00から12:45
- 開催場所:[講義]葛西臨海水族園(レクチャールーム)
- [ごみ拾い]葛西臨海公園
- 参加人数:32名(9チーム)
<一般社団法人セイラーズフォーザシー 井植氏の講義>
海ごみの発生要因やプラスチックによる生態系への影響など、現在の海洋環境の課題について分かりやすく解説いただきました。また、海ごみを回収する海外のプロジェクトや世界の脱プラスチックの取組例などの最新情報から、私たち1人1人ができることまで幅広い視点から講義いただき、参加者からはマイバックを持ち歩く、ごみの分別を徹底するといった実践例を発表いただく場面もありました。 |
<一般社団法人ソーシャルスポーツイニシアチブ 馬見塚氏の講義>
馬見塚氏がスポGOMIを考案したきっかけや世界各国でも大会が開催されるようになった経緯など、ごみ拾いに対する熱い想いについてお話しいただきました。今では、スポGOMIをヒントに雪かきや落書き消しを行う競技が実施されるなど、馬見塚氏のスポーツと社会課題を組み合わせるアイデアが広く波及している事例を紹介いただき、参加者からも高い関心が寄せられました。 |
<公益財団法人 東京動物園協会 葛西臨海水族園 雨宮氏による講義>
アサリの入った水槽に植物プランクトンに見立てたクロレラを入れ、濁った水が浄化される様子を実演していただき、アサリが水の浄化に一役買う様子を子供たちは真剣な表情で観察していました。また、東京湾の干潟に住む生物とその役割について動画等を交えながら分かりやすく講義いただきました。 講義後は水族園を見学することができ、東京の海にどのような生物が生息しているか実物を見ながら学習することができました。 |
<スポGOMIによるごみ拾いの実施>
参加者32名が9チームに分かれ、葛西臨海公園内の指定エリアをスポGOMIにより30分間清掃しました。
今回のスポGOMIは、葛西臨海公園が所在する江戸川区の分別区分を参考にルールが設定され、燃えるごみ、燃えないごみ、ペットボトル、ビン・缶、たばこの吸い殻の5種類に分けながらごみ拾いをしました。
皆で拾ったごみの総重量は29.98 kgで、ごみの種類としては、燃えないごみが一番多く15.32 kg、次に燃えるごみが9.99 kgでした。
ご参加いただいた方々はスポGOMIという形式のごみ拾いが初めての方々が大半を占めており、もっと時間をとってごみを拾いたかった、次回参加するときはチームワークを大切にして、人目に付きにくい場所等を狙いたい等の意見があり、楽しんでいただくことができました。
「ごみ拾いはスポーツだ!」の掛け声でスタート | チームで協力してごみ拾い |
茂みの中をよく見るとごみが落ちています | 子供たちも楽しみながら拾いました |
皆で拾ったごみ | 優勝したチーム(拾ったごみの重量は9.27kg) |
イベント参加者からのご感想
<今回のイベント参加により、海ごみ削減のためにやろうと思ったこと>
- ・今後もボランティア企画に自主的に参加したい。
- ・エコバッグ以外にも、マイボトル、マイ箸などを使おうと思う。
- ・ラベルレスのもの等、ごみやプラスチックのことを考えて購入する。
- ・分別の徹底や、海ごみ削減の情報発信をする。
<本イベントに係るご意見>
- ・スポGOMIでのごみ拾いで楽しくごみ拾いが出来た。
- ・子供たちと一緒にごみ拾いできるといいと思った。
- ・楽しく参加することが出来た。また参加したい。
- ・自分の組織でイベントをやる際の参考になった。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。 次回のイベントへのご参加もお待ちしております! |